直径:21.2mm
重さ14.1g
金具:18K金
金具に挟まれた赤い石:ルビー
「アメトリン」とは、名前と見た目で想像が付いてしまうかもしれませんが、アメジスト(紫水晶)、シトリン(黄水晶)、2種の鉱物が1つになったものです。
もともとアメジスト、シトリンはどちらも水晶の変色種であり、鉱物としても互いによく似た存在です。紫色と黄色の反対色が合わさっていることもあり、とても美しいツートンカラーが評価されています。
アメトリンが流通し始めたのは1970年代とかなり新しい鉱物です。それもこの石の希少性が関係している為で、現在でも天然のアメトリンを作り出す鉱脈は世界で一箇所しか発見されていません。
シトリンは天然で生み出されるものが極端に少なく、市場で流通しているものの多くはアメジストを人工的に加工したものです。同様にアメトリンの黄色の部分がシトリンですので、アメトリンもまた天然で作られる環境は極々限られており、現在も南アメリカにあるボリビアのアナイ鉱山でしか産出されていません。
このアナイ鉱山はブラジルの国境近くに位置しますので、稀にブラジル産としても流通しているようです。「天然のアメトリン」を求める場合には、ボリビア産もしくはブラジル産と記載されていることに注意し、産地が特定されていないものは、ほとんどが人工的に作られたアメトリンだと考えられるでしょう。
アメトリンはその特性上、アメジストとシトリンの意味を合わせ持ちます。
アメジストは「愛の守護石」や「真実の愛をもたらす」と伝えられています。
高貴な印象もある「紫色」をしたアメジストは、冷静さや落ち着きを与えることで、感情的になりがちな恋愛においても、見た目や雰囲気に惑わされることなく相手の本質を見抜ける力になってくれると言われています。
シトリンは「繁栄」「冨」を象徴する石と伝えられています。
美しく輝く黄色が黄金を連想させることから、古くから金運、財運を高めると考えられ、世界の各地で商売の繁盛を願ってのお守りとして大切にされてきました。